外壁「浮き」エポキシ樹脂注入補修工事(タイル)

外壁「浮き」エポキシ樹脂注入補修工事

外壁は鉄筋コンクリート・鉄骨鉄筋コンクリート造の建物の場合、何層かの層によって構成されます。

コンクリートで造った外壁に対して、仕上げ層(塗装やタイル等)へたどり着くまでに、モルタルつけ送り層やタイル張り付けセメント層、仕上げ塗りセメント層など複数の層によって構成されるのが通常です。

これらの層のどれか?もしくは複数の層の間で肌別れが生じた外壁の症状を「浮き」と呼びます。

この症状は目には見えませんが、酷い症状になると外壁の剥落を起こし大事故になる可能性があります。

定期的に診断して、不具合が生じていれば早急に補修することが大切です。

ではこの「浮き」を補修する代表例として

 

手動高圧エポキシ樹脂注入補修(SUSピン併用)の流れです。

 

1.打検・マーキング

専用の持具(テストハンマー・パルハンマー等)を使って、外壁を打診検査します。

主に音の聞き分けによる検査です。

打診音の軽さ重さで浮きを判別します。

dsc_1481

 

2.振動ドリルによる穴あけ作業

振動ドリル(ハンマードリル)を用いて浮きのある層+ピンの長さの半分まで穴をあけます。

※テスト段階の施工で浮きの層までの深さを計測して、ピンの長さを選定します。

手ごたえで浮きの感覚が分かります。スッと抜ける感じ

dsc_1484

3.清掃

エアダスター等を使って穴の中と浮きの層を埃を吹き飛ばします。

dsc_1487

4.エポキシ樹脂注入

手動高圧ポンプ(通称・注入ガン)とウェスパッキンでエポキシ樹脂を「浮き」に対して注入していきます。

注入しながら、打検し音を聞き分けて、エポキシ樹脂が浮きに充填されるのを確認します。

dsc_1490

5.SUSピン挿入

ステンレスピン(全ねじタイプ)を注入孔に挿しいれて(必ず孔の底まで)肌別れした層を一つの層にします。

dsc_1494

6.穴埋め

目地セメント・樹脂モルタル・エポキシパテなどで穴を埋め戻します。

※注入したエポキシ樹脂が硬化してから。

dsc_1504

7.完了

汚れなどをしっかり清掃して完了になります。

部分注入補修ではなく全注入補修であれば、再打検して浮きがまだ存在していれば、追加注入します。

dsc_1507

以上の流れが、手動高圧エポキシ樹脂注入補修工事の流れになります。

肌別れした層をエポキシ樹脂とピンによって一体化させ強固にする補修工事になります。

目に見えない症状ですが、経年劣化・地震等で鉄筋コンクリート造の建物では量は違えど必ずと言っていいほど起っている不具合です。

高層のビルや、通りに面した建物のオーナー様は機会が御座いましたら点検されたほうが宜しいかと思います。

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です